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「うたばうたゆん」/朝崎郁恵(あさざきいくえ)


私は寝ながら殆んどFMラジオをつけている。
朝起きる時もそんなラジオから流れる音楽やDJの声でいつの間にか目が覚める。
そんなある夏の朝、お盆の最中だったと思う。
まだ夢の中に居そうな状況の中、懐かしいような切ないような歌声が私の耳元に入り込んできた。
かすれた、でも温かく包み込んでくれる様な歌声、まるであの世から聴こえてきた様な歌声・・・
それが初めて聴いた朝崎郁恵さんという奄美の島唄を歌う65歳の女性だと知った。
正直言って今の島唄ブームでそれほどまで、心が揺れ動いたアーティストは私の中には居ず、ブームなんだなと思っていた。
だがその彼女の歌を朝方偶然にも耳にした時、何故だか涙が溢れ出した。
その時思ったのは、数年前に亡くなったお祖母ちゃんの事・・・。
奇しくもお盆の時期でもあり、私の人生の中でも少々切ない出来事があった時ではあったので何か余計にその優しい歌声に泣けてしまった。
今はもう会うことの出来ない亡くなったお祖母ちゃんがそばに来て居る様な、
元気出せ〜ってその歌声の中から言ってくれているような気になった。
不思議だ・・・。
別に朝崎さんの声がお祖母ちゃんに似ているわけではないのに、思い出させるのだ。
そしてご先祖の事とか・・・・感謝とか・・・。
数日後即座に彼女のアルバム「うたばうたゆん」を購入した。
改めて聴いてみると彼女の島唄とピアノだけの演奏のアレンジが絶妙で美しい!
島唄をピアノだけの優しく包み込む様な旋律で仕上げた事にも感動した。
そして彼女の声にも年齢に負けない刻み込まれた人間性を感じた。
何だか心にじ〜んと来ちゃう一枚なのである。


「KOHALA」/KOHALA


ハワイ在住のアーティストグループでKOHALAと言うグループ名で、
三人で奏でるアコースティックギターはまさに癒し系な陽だまりの様な感じ。
私は去年のお花見で桜を見ながらこのCDかけてました。
和むんだな・・・これが。

ジャケット写真も至ってシンプルなエメラルドグリーンな海の波打ち際って感じで飾って置くのもいいかも。
去年久しぶりにハワイに遊びに行ってマウイ在住の友人にいいよって勧められて現地で購入しそこねて、
マウイの友人にあらためて現地から送ってもらった一枚です。
日本でも売ってました。


「PREMIERE」/日向敏文


このCDと出会って何年経つのだろう。
おそらく、十年程経過していると思う。
でも未だに何かにつけこの一枚を取り出しては聴いている。

特に友達が訪れて宴を催す時にはこれは欠かせない。
そんな時はじっくり聴くというよりも、何気なく流している感じだが
それがまた変に邪魔にならないで優しく人々のたわいも無い会話の中に入り込んでくる。
そしていつの間にか優しくてちょっと粋な空気になってゆく。

このアルバムに出会ったのは十年前の鎌倉花火大会だった。
私はその時結婚していた為、今は既に別れた旦那と私の両親と友達と海の家の特等席をリザーブし、
今か今かと花火が打ち上げられる時を黄昏の浜辺でウキウキしながら待っていた。

夕暮れもさしかかった頃、そのちょっとこじゃれた海の家から流れてきた音楽が
このアルバムの17曲目「Good Evening Heartache」だった。
透 き通った弦の音色がすーっと心にしみ込んで来て、何だか涙が出てきそうになったのを今でも覚えている。
とっても楽しいのに泣きそうになった。

それはきっとあの時、あまりにも仄々として幸せだったからだと思う。
楽しそうにはしゃぐ、子供の様な父と母・・・
この人達といつまで一緒に顔合わせて笑ってられるんだろうって何だか胸がキュンとしてしまったんだよね・・・あの時。


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Copyright 2002 Mika Hino, Yumiko Toda, GoisuNet