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私は寝ながら殆んどFMラジオをつけている。
朝起きる時もそんなラジオから流れる音楽やDJの声でいつの間にか目が覚める。
そんなある夏の朝、お盆の最中だったと思う。
まだ夢の中に居そうな状況の中、懐かしいような切ないような歌声が私の耳元に入り込んできた。
かすれた、でも温かく包み込んでくれる様な歌声、まるであの世から聴こえてきた様な歌声・・・
それが初めて聴いた朝崎郁恵さんという奄美の島唄を歌う65歳の女性だと知った。
正直言って今の島唄ブームでそれほどまで、心が揺れ動いたアーティストは私の中には居ず、ブームなんだなと思っていた。
だがその彼女の歌を朝方偶然にも耳にした時、何故だか涙が溢れ出した。
その時思ったのは、数年前に亡くなったお祖母ちゃんの事・・・。
奇しくもお盆の時期でもあり、私の人生の中でも少々切ない出来事があった時ではあったので何か余計にその優しい歌声に泣けてしまった。
今はもう会うことの出来ない亡くなったお祖母ちゃんがそばに来て居る様な、
元気出せ〜ってその歌声の中から言ってくれているような気になった。
不思議だ・・・。
別に朝崎さんの声がお祖母ちゃんに似ているわけではないのに、思い出させるのだ。
そしてご先祖の事とか・・・・感謝とか・・・。
数日後即座に彼女のアルバム「うたばうたゆん」を購入した。
改めて聴いてみると彼女の島唄とピアノだけの演奏のアレンジが絶妙で美しい!
島唄をピアノだけの優しく包み込む様な旋律で仕上げた事にも感動した。
そして彼女の声にも年齢に負けない刻み込まれた人間性を感じた。
何だか心にじ〜んと来ちゃう一枚なのである。
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